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【五十肩の治し方完全ガイド!

        自宅ケアと整体で痛みを徹底解消】

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五十肩によるつらい痛みや、腕が上がらないといった症状で、日常生活に支障を感じていませんか?
この記事では、そんな五十肩の痛みを根本から解消し、再びスムーズに腕を動かせるようになるための具体的な治し方を徹底的にご紹介します。
自宅でできる効果的なセルフケアから、専門家による整体でのアプローチ、さらには症状悪化を防ぎ、再発を予防するための方法まで。五十肩に悩むあなたが知りたい情報を網羅しました。
五十肩のメカニズムを正しく理解し、急性期・慢性期それぞれに合った最適なケアを実践することで、痛みのない快適な毎日を取り戻せるでしょう。


1. 五十肩とはどんな症状か

「五十肩」という言葉は、一般的に40代から60代にかけて発症する肩の痛みを指す総称として広く使われています。しかし医学的には「肩関節周囲炎」と呼ばれ、肩関節の周りに炎症が起こることで、痛みや動きの制限が生じる状態です。
多くの場合は片方の肩に症状が現れますが、まれに両方の肩に発症するケースもあります。
肩の痛みや腕が上がらないという症状は、日常生活に大きな支障をきたし、睡眠の質を低下させる原因にもなります。早期に適切な対処を始めることが、症状の改善と早期回復につながります。

1.1 五十肩の主な原因とメカニズム

五十肩の明確な原因は、実はまだ完全には解明されていません。ただ、いくつかの要因が複合的に関与していると考えられています。
主な原因としては「加齢による肩関節周囲の組織の変性」が挙げられます。年齢を重ねることで、肩関節を構成する腱や関節包、滑液包といった組織の柔軟性が失われ、血行も悪くなりがちです。このような状態の肩に、日常の負担や特定の動作が加わることで、微細な損傷や炎症が起こりやすくなります。

五十肩のメカニズムは、主に以下の段階を経て進行します。

  • 初期の炎症:肩関節周囲の組織に炎症が起こり、痛みが現れます。特に「関節包」や「腱板(インナーマッスルの腱)」に炎症が生じやすいです。

  • 組織の癒着と拘縮:炎症が長引くと、組織同士や周囲組織との間で癒着が起こり、肩関節の動きが硬くなり、可動域が徐々に制限されます。この状態を「拘縮」と呼びます。

  • 血行不良の悪化:痛みや可動域制限によって肩を動かさない期間が長くなると、肩周囲の血行がさらに悪化し、組織の修復が遅れたり、痛みが慢性化したりする悪循環に陥ることがあります。

このように、五十肩は単なる肩の痛みではなく、炎症→癒着・拘縮→血行不良というプロセスを通じて、肩の機能が低下していく状態といえます。

1.2 五十肩で現れる具体的な症状

五十肩の症状は、進行段階によって特徴が異なります。一般的には「急性期(炎症期)」「慢性期(拘縮期)」「回復期」の3つの時期に分けられます。

時期 主な症状 特徴
急性期(炎症期) ・肩全体の強い痛み
・安静時にもズキズキ痛む
・夜間痛(寝返りや特定の姿勢で痛みが増す)
・腕を動かすと激痛が走る
炎症が最も強い時期で、少し動かすだけでも痛みが出ます。夜眠れない方も多くいらっしゃいます。
慢性期(拘縮期) ・腕が上がらない、後ろに回せないなどの可動域制限
・痛みは急性期より和らぐが、特定の動作で痛む
・肩がこわばったような感覚
炎症は落ち着き始める時期ですが、関節包や周囲組織の癒着・拘縮が進むため、肩の動きが著しく制限されます。髪を洗う、服を着替える、高いところの物を取るなどが困難になります。
回復期 ・徐々に痛みが軽減
・可動域が少しずつ改善
・まだ完全には戻らないが、日常生活動作が楽になる
痛みと可動域が徐々に改善していきます。ただし、この時期に無理をしたり、適切なケアを怠ったりすると、回復が遅れたり再発リスクが高まったりします。

これらの症状には個人差がありますが、特に「夜間痛」と「可動域制限」は五十肩において特徴的な症状といえます。

1.3 五十肩と混同しやすい他の肩の病気

肩の痛みや動きの制限は、五十肩以外のさまざまな肩の病気でも現れます。ご自身の症状が本当に五十肩なのか、それとも他の肩の疾患なのかを理解することは、適切な対処法を見つけるうえで非常に重要です。
ここでは、五十肩と症状が似ているために混同しやすい代表的な病気をいくつかご紹介します。

  • 腱板損傷:肩のインナーマッスルである腱板が、加齢や外傷によって部分的または完全に断裂する病気です。五十肩と異なり、自力で腕を上げるのが困難でも、他人に支えてもらえば腕が上がる(他動運動が可能)という特徴があります。「ブチッ」という断裂音を伴うこともあります。

  • 石灰沈着性腱板炎:腱板の中にカルシウム結晶(石灰)が沈着し、炎症を起こすことで激しい痛みを引き起こす病気です。突然、耐え難いほどの痛みが肩に走り、腕が全く動かせなくなることがあります。夜間痛も強く、五十肩の急性期と似た症状を示すことがあります。

  • 肩峰下インピンジメント症候群:腕を上げる際、肩峰(肩甲骨の一部)と上腕骨頭の間で腱板や滑液包が挟まれて痛みが生じる状態です。特に腕を真横から上げていく際、ある角度(おおよそ60°~120°)で強い痛みを感じることが特徴です。

これらの病気は原因や治療のアプローチが五十肩とは異なるため、ご自身の症状に不安を感じる場合は、専門家へ相談し適切なアドバイスを受けることをおすすめします。


2. 自宅でできる五十肩の治し方:セルフケア編

五十肩の痛みや動きの制限は、日常生活に大きな影響を与えます。しかし、自宅でできるセルフケアを適切に実践することで、症状の緩和や回復を早めることが期待できます。ここでは、五十肩の時期に合わせた基本対処法から効果的なストレッチ、さらに日々の生活で意識すべきポイントまで詳しく解説します。

2.1 痛みを和らげるセルフケアの基本

五十肩の症状は、時期によって適したケアが異なります。痛みの状態を見極め、それぞれの時期に合ったセルフケアを実践することが回復への近道です。

2.1.1 急性期の対処法:炎症を抑える

五十肩の急性期は、肩関節に強い炎症が起こっている時期で、ズキズキした痛みや夜間痛が特徴です。この時期は、無理に動かしたり温めたりすると逆に炎症が悪化する可能性があります。まずは炎症を鎮め、痛みを和らげることを優先しましょう。

  • 安静を保つ:痛む動作を避け、肩に負担をかけないようにしましょう。腕を無理に上げたり、重いものを持ったりする動作は控えてください。

  • 患部を冷やす:炎症を抑えるために、ビニール袋に入れた氷や保冷剤をタオルで包んで痛む部分に当てます。冷やしすぎは禁物です。目安は15〜20分程度。直接肌に当てると凍傷の恐れがあるため、必ずタオルなどを間に挟んでください。

  • 温めるのは避ける:急性期に肩を温めると血行が促進され、炎症が悪化する恐れがあります。入浴時に肩まで湯船に浸かることや、ホットパック・カイロを当てることは避けましょう。
    この時期は、痛みを我慢して動かすことは逆効果です。まずは痛みを落ち着かせることに専念しましょう。

2.1.2 慢性期の対処法:血行を促進する

急性期の激しい痛みが和らいだら、慢性期に入ります。この時期は、肩の動きが悪くなる「拘縮期」や、痛みが鈍くなる「回復期」にあたります。肩関節周辺の血行を促進し、硬くなった筋肉や関節包の柔軟性を取り戻すことが目的です。

  • 患部を温める:温めることで血行が促進され、筋肉の緊張が和らぎ、関節の動きがスムーズになります。入浴時には肩まで湯船に浸かったり、蒸しタオル・ホットパックで肩を温めたりするのがおすすめです。体が温まっている時に、後述のストレッチを行うとさらに効果的です。

  • 軽い運動やストレッチ:痛みのない範囲で、肩をゆっくりと動かす運動やストレッチを始めましょう。ただし、痛みを感じる手前で止めることが重要です。無理に動かすと、再び炎症を起こしてしまう可能性があります。

  • 適度な活動を心がける:安静にしすぎると、かえって肩関節が固まってしまいます。日常生活の中で、痛みの出ない範囲で腕を使ったり、身体を動かしたりすることを意識しましょう。
    慢性期は焦らず、痛みの様子を見ながら徐々に活動範囲を広げていくことが大切です。

2.2 五十肩改善のための効果的なストレッチ

五十肩の改善には、肩関節の可動域を広げ、周囲の筋肉を柔軟に保つストレッチが非常に重要です。ただしストレッチは必ず痛みのない範囲で行い、無理は厳禁です。毎日継続することで、徐々に効果を実感できるようになります。

ストレッチ実践の共通注意点

  • 呼吸を止めず、ゆっくり行いましょう。

  • 痛みを感じたらすぐ中止してください。

  • 反動をつけず、じんわりと伸ばすように意識しましょう。

  • 毎日続けることが鍵です。

2.2.1 肩甲骨を動かすストレッチ

肩甲骨は肩関節の動きに大きく関与しています。肩甲骨の動きが悪くなると、肩関節に負担がかかりやすくなり、五十肩の症状悪化にもつながります。肩甲骨を意識的に動かすことで、肩関節への負担を軽減し、動きをスムーズにできます。

ストレッチ名 目的 やり方 ポイント・注意点
肩甲骨回し 肩甲骨周辺の筋肉をほぐし動きを良くする 両肩を耳に近づけるように上げ、そのまま後ろに大きく回し、ストンと下げます。これを数回繰り返し、次に前にも回します。 ゆっくり大きく回すことを意識し、痛みのない範囲で行ってください。
タオルを使った肩甲骨寄せ 肩甲骨を中央に寄せる動きを促す タオルの両端を両手で持ち、肘を軽く曲げた状態で胸の前に広げます。そのまま肩甲骨を意識しながらタオルを左右に引くようにして胸を張ります。 肩甲骨が中央に寄る感覚を意識しましょう。肩がすくまないよう注意してください。
猫のポーズ 背骨と肩甲骨の連動性を高める 四つん這いになり、息を吐きながら背中を丸め、おへそを覗き込むようにします。次に息を吸いながら背中を反らせて顔を天井に向けます。 肩甲骨の動きと背骨の柔軟性を意識し、ゆっくり行いましょう。

2.2.2 腕の可動域を広げるストレッチ

五十肩では、腕を上げる・後ろに回す動作が特に制限されがちです。これらの動作を少しずつ改善するストレッチは、肩関節の可動域を広げ、日常生活での動作を楽にすることを目指しています。

ストレッチ名 目的 やり方 ポイント・注意点
振り子運動(アイロン体操) 肩関節の動きを滑らかにする 痛む側の腕を脱力させ、軽く前かがみになります。もう片方の手で椅子や机を支え、痛む側の腕を振り子のように前後に揺らします。円を描くような回す動きも行います。 腕の重みを利用し、肩の力を完全に抜いて行います。痛みのない範囲で、小さく揺らすことから始めましょう。
壁を使った腕上げストレッチ 腕を上げる可動域を広げる 壁の前に立ち、痛む側の手のひらを壁につけます。指で壁を這うように、ゆっくりと腕を上に上げていきます。痛みを感じたらその場で止め、数秒キープします。 体が壁から離れないように注意してください。無理に上げようとせず、少しずつ可動域を広げましょう。
棒を使った腕上げストレッチ 両腕の力を使って可動域を広げる 両手で棒(タオルを丸めたものでも可)を持ち、痛む側の腕をもう一方の腕で支えながら、ゆっくり頭の上に持ち上げていきます。 棒を使うことで、痛む側の腕の負担を軽減しながら可動域を広げられます。痛みを感じる手前で止めて、呼吸を整えましょう。

2.3 日常生活で意識すべき姿勢と動作

五十肩の症状は、日々の姿勢や動作の癖によって悪化したり、回復を妨げられたりすることがあります。日常生活の中で意識的に改善することで、肩への負担を減らし、回復を促すことができます。

  • 正しい姿勢を意識する
     猫背や前かがみの姿勢は肩関節に余計な負担をかけます。背筋を伸ばし、肩甲骨を軽く引いて胸を張るような姿勢を心がけましょう。デスクワーク時は椅子に深く座り、モニターを目線の高さに調整し、肩が前に出ないように注意してください。

  • 動作の工夫で肩への負担を減らす
     ● 重いものを持つ時:両腕を使い、できるだけ身体に近づけて持ちましょう。片方の腕だけで無理に持ち上げると肩に大きな負担がかかります。
     ● 高い所の物を取る時:無理に腕を伸ばさず、踏み台などを使って身体の近くで作業するようにしましょう。
     ● 腕を大きく使う作業:長時間同じ動作を続けると肩に負担がかかるため、適度に休憩を挟みましょう。
     ● 就寝時の工夫:夜間痛は五十肩の大きな悩みの一つです。痛む肩を下にして寝ることは避けましょう。仰向けで寝る場合は、痛む肩の下に薄いタオルなどを敷いて肩の負担を軽減するのが有効です。横向きで寝る場合は、抱き枕などを活用し、肩が圧迫されないように工夫すると良いでしょう。
     ● 冷え対策:肩を冷やすと筋肉が硬くなり、痛みが悪化することがあります。夏場でも冷房の効いた場所では薄手のカーディガンなどを羽織り、肩を冷やさないように心がけましょう。

日々の小さな意識の積み重ねが、五十肩の回復につながります。無理のない範囲で、できることから取り入れてみてください。


3. 整体で五十肩の痛みを根本から解消

3.1 整体が五十肩にアプローチする理由

五十肩の痛みは、肩関節周囲の炎症や組織の癒着が主な原因ですが、その背景には全身のバランスの崩れや姿勢の歪みが潜んでいることが少なくありません。例えば、猫背や巻き肩などの姿勢の悪さは、肩関節に不自然な負担をかけ続け、五十肩の発症や悪化につながることがあります。
整体では、痛む肩だけに着目するのではなく、身体全体の骨格の歪みや筋肉の緊張状態を総合的に評価します。肩関節だけでなく、首・背中・骨盤といった関連する部位のバランスを整えることで、肩への負担を軽減し、痛みの根本的な原因にアプローチします。
手技による施術は、セルフケアでは届きにくい深層の筋肉の緊張を緩め、硬くなった関節の動きを改善するのに非常に効果的です。これにより、血行が促進され、炎症物質の排出や組織の修復が促されやすくなります。身体本来の自然治癒力を高めることを目指し、痛みの解消だけでなく、再発しにくい身体づくりをサポートする点こそ、整体の大きな特徴です。

3.2 整体での主な施術内容

整体では、五十肩の症状やお一人おひとりの身体の状態に合わせて、様々なアプローチを組み合わせて施術を行います。主な施術内容は以下の通りです。

施術の種類 主な目的 具体的なアプローチ
筋肉への手技療法 肩関節周囲の筋肉の緊張緩和、血行促進 肩甲骨周り・首・背中・腕の筋肉を丁寧にほぐし、柔軟性を高めます。硬くなった筋肉を緩めることで、肩の動きがスムーズになり、痛みの軽減が期待できます。
関節モビライゼーション 肩関節の可動域改善、癒着の剥離 硬くなった肩関節や肩甲骨を、やさしい手技で多方向に動かして、本来の動きを取り戻します。関節包や周囲組織の癒着を剥がすことで、腕の上げ下ろしなどの動作が楽になることを目指します。
骨格・姿勢調整 全身のバランス改善、肩への負担軽減 骨盤や背骨の歪みを整え、身体全体のバランスを調整し、正しい姿勢をサポートします。全身の軸が整うことで、肩への不必要な負担が減り、五十肩の根本的な改善につながります。
運動療法・セルフケア指導 施術効果の維持、再発予防 施術と並行して、自宅でできるストレッチや体操、日常生活での正しい姿勢や動作について具体的にアドバイスします。これにより、施術で得られた効果を長持ちさせ、再発を防ぐ身体づくりをサポートします。

これらの施術は、お客様の急性期・慢性期の症状の段階や、痛みの程度・身体の反応を見ながら慎重に進められます。無理なく段階的に身体を整えていくことで、五十肩の痛みからの回復を促進し、快適な日常生活を取り戻すことを目指します。


4. 五十肩の治し方:セルフケアと整体の併用で効果アップ

五十肩の改善には、自宅でできるセルフケアと専門家による整体を組み合わせることが非常に効果的です。それぞれのメリットを活かし、相乗効果で痛みの解消と可動域の改善を目指しましょう。ここでは、症状の段階に応じた最適な併用方法と、整体の効果を長持ちさせるためのセルフケアについて詳しく解説します。

4.1 症状別:セルフケアと整体の最適な組み合わせ

五十肩は、その症状の段階によって適切なアプローチが異なります。急性期には炎症と痛みの緩和を最優先し、慢性期には可動域の改善と柔軟性の向上を目指すことが重要です。セルフケアと整体それぞれの役割を理解し、現在の症状に合わせた最適な組み合わせを選びましょう。

症状の段階 主な症状の特徴 セルフケアの役割・内容 整体の役割・アプローチ 併用による効果
急性期 ・激しい痛み、安静時痛、夜間痛
・炎症が強い、熱感がある場合も
・肩の動きが制限される
・炎症を抑え、痛みを和らげる
・患部を冷やす(アイシング)
・無理のない範囲での安静
・痛みのない軽い体操
・炎症部位への負担軽減
・周辺筋肉の緊張緩和
・姿勢の調整により肩への負担を軽減
・痛みを悪化させない慎重な施術
・痛みの早期緩和
・炎症の鎮静化
・症状の慢性化を防ぐ
慢性期 ・痛みは落ち着くが、肩の動きが悪い
・腕が上がらない、回せないなどの可動域制限
・肩関節の拘縮(固まる)
・可動域を広げ、柔軟性を高める
・温める(温湿布・入浴)
・血行促進のストレッチ
・肩甲骨・腕の体操
・肩関節の拘縮を緩和し、可動域を改善
・深部筋肉・関節へのアプローチ
・姿勢の歪みを調整し、肩への負担を根本から改善
・セルフケアの効果を高める身体づくり
・可動域の改善
・肩の動きの滑らかさ回復
・根本的な原因の解消
・再発予防

4.2 整体の施術効果を長持ちさせるセルフケア

整体で得られた五十肩の改善効果は、日々のセルフケアによってさらに高まり、長持ちさせることが可能です。施術で整えられた身体の状態を維持し、再発を防ぐためにも、以下のセルフケアを習慣にしましょう。

  • 整体で指導されたストレッチや体操の継続
     整体では、おひとりおひとりの状態に合わせたストレッチや体操を指導することがあります。これらの運動は、施術で改善された可動域や筋肉の柔軟性を保つために非常に重要です。毎日少しずつでも継続することで、肩の動きがスムーズな状態を維持できます。

  • 正しい姿勢の意識と改善
     猫背や巻き肩など、日常生活での姿勢の悪さは五十肩の原因の一つです。整体で姿勢が整えられた後は、その良い状態を意識して生活することが大切です。座っている時や立っている時に、肩甲骨を意識して胸を張る、顎を引くなどの工夫で、肩への負担を減らせます。

  • 体を冷やさない工夫
     肩周りの血行不良は、痛みを悪化させたり回復を遅らせたりする原因になります。特に冬場や冷房の効いた場所では、肩や首元を温めるように心がけましょう。温かいお風呂にゆっくり浸かることも、血行促進とリラックス効果が期待できます。

  • 無理のない動作と休憩
     整体で痛みが軽減し、動かしやすくなっても、急に無理な動作をすると再発のリスクが高まります。重いものを持つ時や腕を大きく動かす作業をする際は、ゆっくりと、痛みを感じない範囲で行いましょう。また、長時間同じ姿勢や作業は避け、適度な休憩を取って肩を休ませることが大切です。
    これらのセルフケアを日々の生活に取り入れることで、整体による効果を最大限に引き出し、快適な肩の状態を長く維持できるようになります。


5. 五十肩を悪化させないための注意点と予防法

五十肩の症状を悪化させたり、回復を遅らせたりする可能性のある行動はいくつかあります。これらの注意点を守ることで、痛みの長期化を防ぎ、よりスムーズな改善を目指せます。

5.1 絶対にやってはいけないこと

  • 痛みを我慢して無理に動かすこと
     痛みが強い時期に無理に肩を動かすことは、炎症をさらに悪化させ、肩関節の組織に新たな損傷を与える恐れがあります。特に急性期には、安静が重要です。無理な動作はかえって回復を遅らせる原因になります。

  • 急性期に患部を温めること
     五十肩の急性期、つまり痛みが強く、熱感や腫れを伴う時期に患部を温めることは、炎症を促進し、痛みを増大させる原因となり得ます。この時期は冷湿布などで患部を冷やし、炎症を抑える対処が適切です。温めるのは慢性期に入ってからの血行促進目的で行ってください。

  • 自己判断で不適切なセルフケアを行うこと
     専門家のアドバイスなしに無理なマッサージや過度なストレッチを行うことは、かえって症状を悪化させたり、新たな痛みを引き起こしたりする可能性があります。特に、痛みを伴う動作は避けるべきです。正しいセルフケアの方法を理解し、無理のない範囲で実践してください。

  • 肩に過度な負担をかける動作を繰り返すこと
     重いものを持ち上げたり、腕を高く上げる動作を長時間続けたりするなど、肩関節に繰り返し大きな負担をかける行為は、五十肩の症状を悪化させる原因になり得ます。日常生活の中で、肩への負担を減らす工夫が必要です。たとえば、重い荷物は両手で持つ、高い場所の物は踏み台を使うなど、動作を見直しましょう。
    これらの注意点を守ることで、五十肩の症状悪化を防ぎ、より効果的な回復へと導けます。

5.2 五十肩の再発を防ぐ生活習慣

五十肩の痛みが和らいだ後も、再発を防ぐためには日々の生活習慣を見直すことが大切です。予防策を継続的に実践することで、健康な肩を維持し、快適な毎日を送ることができます。

  • 正しい姿勢を意識する
     猫背や巻き肩は肩関節に不必要な負担をかけ、五十肩のリスクを高めます。日頃から背筋を伸ばし、肩甲骨を意識して正しい姿勢を保つように心がけましょう。デスクワーク中も、定期的に姿勢をチェックし、改善することが重要です。肩への負担を減らすために、座り方や立ち方を見直しましょう。

  • 適度な運動とストレッチを継続する
     肩関節の柔軟性を保ち、周囲の筋肉を強化することは、五十肩の再発予防に非常に有効です。前章でご紹介した、肩甲骨や腕の可動域を広げるストレッチを毎日継続的に行うことをおすすめします。無理のない範囲で、ウォーキングなどの軽い運動も取り入れ、全身の血行促進を図りましょう。

  • 肩を冷やさない工夫をする
     肩周りの血行不良は、五十肩の原因の一つと考えられています。冷房の効いた部屋や寒い季節では、カーディガンやストールなどで肩を保護し、湯船にゆっくり浸かるなどして体を温め、血行促進に努めましょう。特に睡眠中は、寝冷えしないように注意を払ってください。

  • 栄養バランスの取れた食事を心がける
     体の回復力を高め、炎症を抑えるためには、バランスの取れた食事が重要です。特に、タンパク質は筋肉や組織の修復に、ビタミン・ミネラルは体の機能を正常に保つために役立ちます。意識して摂取し、体の内側から健康をサポートしましょう。

  • 十分な睡眠とストレス管理
     睡眠不足やストレスは体の免疫力や回復力を低下させ、五十肩の症状を悪化させたり再発リスクを高めたりすることがあります。質の良い睡眠を確保し、趣味やリラックスできる時間を持つなどして、ストレスを上手に管理しましょう。心身の健康は、肩の健康にもつながります。

  • 肩に負担をかけない動作を身につける
     日常生活の中で、重いものを持つ際には腕だけでなく体全体を使って持ち上げる、荷物を分散させる、高いところの物を取る際は踏み台を使うなど、肩への負担を最小限に抑える工夫を身につけましょう。日々の小さな心がけが、肩の健康を守ることにつながります。
    これらの生活習慣を継続することで、五十肩の再発リスクを減らし、肩の健康を長く保つことができます。


6. まとめ

五十肩は、肩の痛みや動きの制限によって日常生活に大きな影響を与えるつらい症状ですが、適切な治し方を知り、実践することで改善が期待できます。
自宅でできるセルフケアは、痛みの軽減や可動域の改善に欠かせません。急性期には炎症を抑えるクールダウン、慢性期には血行を促進する温めやストレッチが有効です。特に、肩甲骨や腕の可動域を広げるストレッチ、そして日常生活での正しい姿勢の意識は、症状の悪化を防ぎ、回復を早める上で重要な要素となります。
しかし、セルフケアだけでは限界がある場合や、痛みの根本的な原因にアプローチしたい場合には、整体の専門的な施術が非常に有効です。整体では、体の歪みや筋肉のバランスを整えることで、五十肩の痛みを根本から解消し、再発しにくい体づくりを目指します。
セルフケアと整体を組み合わせることで、それぞれの効果が相乗的に高まり、より早く、そして着実に改善へと導くことができるでしょう。ご自身の症状の段階に合わせて、最適な組み合わせを見つけることが大切です。また、五十肩を悪化させないための注意点を守り、日頃から予防を意識した生活習慣を送ることが、長期的な健康維持につながります。
五十肩は放置せずに、ご自身の状態に合わせた適切な治し方を見つけることが何よりも重要です。もし、ご自身の症状でお困りのことや、どの治し方が良いか迷われている場合は、どうぞお気軽にご相談ください。
何かお困りのことがございましたら、ぜひ当院へお問い合わせください。ChatGPT Image 2025年11月7日 17_38_29

 

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